昨年秋に出版された絵本「のら犬 ボン」は実際に淡路島で起こっている悲しい現状を描いたもので、田島さんの愛犬ボンや地元で見かけたのら犬たちをモデルに、綿密に行った取材を元に創作したフィクションです。
今回、田島さんにとってVieでの初めての原画展になりました。

では会場の様子を見ていきましょう。

エレベーターホールから中を見たところ



のら犬ボン より「犬3匹」(型絵染+ドローイング 60,000円)

のら犬ボン より「ボンと瀬戸内海」(オリジナル型絵染 40,000円)




大きなフレームが所狭しと並んでいますね。
それでは入口から時計回りに並んだ原画を見ていきましょう。



上1p,下2-3p 上4-5p,下6-7p


上8-9p,下10-11p 上12-13p,下14-15


上16-17p,下18-19p 上20-21p,下22-23p


上24-25p,下26-27p 上28-29p,下30-31p


上32-33p,下34-35p 上36-37p,下38-39p


上40-41p,下42-43p 上44-45p,下46-47p

迫力のある絵と誰にでも分かるやさしい言葉で、人間の目線と犬の目線、そして愛護センターの人たちの目線で語られる物語は、見る人・読む人の心を打ちます。会場では見ながら涙ぐむお客様も続出しています。
今回は「のら犬 ボン」の貴重なダミー本や、初校・再校まで見られるようになっています。

最初のタイトルは「3ひきののらいぬ」、次は「のらいぬ たろう」、最後にやっと「のら犬 ボン」に決まったのですね
「ボン」以外の作品もあります。

入口横の壁には、型染めやドローイング作品を展示しています。

上「小牧先生と見た風景 1」/下「小牧先生と見た風景 2」 いずれもドローイング 60,000円

上「愛犬 ボン」/下「海を見る」 いずれもドローイング 60,000円


いままでに出版されたたくさんの絵本も販売しています。



他にもたくさんあり、ほとんどすべての本にサインが入っています。
最後に、4月8日に行われたお話会の様子をご覧下さい。


予約不要でしたので当日までどの程度の方が来て下さるか不安だったのですが、結局50人を超えるお客様が来場され、中には車椅子の方もいらっしゃいました。椅子が足りなくなったり、中に入れなくて前室で見ていただいたりと、ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、皆さん熱心に見て下さっていました。
「じごくのそうべえ」「ふしぎなともだち」「のら犬 ボン」の3冊についての制作裏ばなしがあり、その後で先生ご自身による読み聞かせがありました。
お話は知っていても改めて先生の声で「のら犬 ボン」を読んでいただくと、鼻の奥がツンとなって目頭が熱くなるのでした。
田島征彦 絵本「のら犬 ボン」原画展 は15日(日)の18時までです。
迫力のある原画をどうぞお見逃しのないよう、お待ちしております。