2018年04月13日

田島征彦 絵本「のら犬 ボン」原画展 は15日(日)の18時までです

淡路島在住、1940年生まれの田島征彦さんは、双子のご兄弟・征三さんとともに1970年代から日本の絵本界で活躍してこられ、現在もなお新しい絵本のために精力的に取材をかさねているそうです。
昨年秋に出版された絵本「のら犬 ボン」は実際に淡路島で起こっている悲しい現状を描いたもので、田島さんの愛犬ボンや地元で見かけたのら犬たちをモデルに、綿密に行った取材を元に創作したフィクションです。
今回、田島さんにとってVieでの初めての原画展になりました。

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では会場の様子を見ていきましょう。

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エレベーターホールから中を見たところ

bon03.jpg 前室の展示です

bon02.jpg 前室から室内を見たところ

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のら犬ボン より「犬3匹」(型絵染+ドローイング 60,000円)

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のら犬ボン より「ボンと瀬戸内海」(オリジナル型絵染 40,000円)

bon06.jpg 入口から奥を見たところ

bon07.jpg 山側の壁です

bon08.jpg 奧と、海側の壁です

bon09.jpg 奧から入口側を見たところ

大きなフレームが所狭しと並んでいますね。
それでは入口から時計回りに並んだ原画を見ていきましょう。

bon11.jpg 表紙

bon12.jpg bon13.jpg
上1p,下2-3p             上4-5p,下6-7p
bon14.jpg bon15.jpg
上8-9p,下10-11p              上12-13p,下14-15
bon16.jpg bon17.jpg
上16-17p,下18-19p            上20-21p,下22-23p
bon18.jpg bon19.jpg
上24-25p,下26-27p            上28-29p,下30-31p
bon20.jpg bon21.jpg
上32-33p,下34-35p            上36-37p,下38-39p
bon22.jpg bon23.jpg
上40-41p,下42-43p             上44-45p,下46-47p 
bon24.jpg 上 前後の見返し、下左 48p、下右 裏表紙

迫力のある絵と誰にでも分かるやさしい言葉で、人間の目線と犬の目線、そして愛護センターの人たちの目線で語られる物語は、見る人・読む人の心を打ちます。会場では見ながら涙ぐむお客様も続出しています。

今回は「のら犬 ボン」の貴重なダミー本や、初校・再校まで見られるようになっています。

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最初のタイトルは「3ひきののらいぬ」、次は「のらいぬ たろう」、最後にやっと「のら犬 ボン」に決まったのですね

「ボン」以外の作品もあります。

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入口横の壁には、型染めやドローイング作品を展示しています。

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上「小牧先生と見た風景 1」/下「小牧先生と見た風景 2」 いずれもドローイング 60,000円
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上「愛犬 ボン」/下「海を見る」 いずれもドローイング 60,000円

bon28.jpg 「ふしぎなともだち」型染め 売約済み
bon29.jpg 「KESARETA KAMI」型染め 30,000円

いままでに出版されたたくさんの絵本も販売しています。

bon40.jpg bon31.jpg 「のら犬 ボン」
bon33.jpg 「じごくのそうべえ」シリーズ
他にもたくさんあり、ほとんどすべての本にサインが入っています。

最後に、4月8日に行われたお話会の様子をご覧下さい。

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予約不要でしたので当日までどの程度の方が来て下さるか不安だったのですが、結局50人を超えるお客様が来場され、中には車椅子の方もいらっしゃいました。椅子が足りなくなったり、中に入れなくて前室で見ていただいたりと、ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、皆さん熱心に見て下さっていました。
「じごくのそうべえ」「ふしぎなともだち」「のら犬 ボン」の3冊についての制作裏ばなしがあり、その後で先生ご自身による読み聞かせがありました。
お話は知っていても改めて先生の声で「のら犬 ボン」を読んでいただくと、鼻の奥がツンとなって目頭が熱くなるのでした。

田島征彦 絵本「のら犬 ボン」原画展 は15日(日)の18時までです。
迫力のある原画をどうぞお見逃しのないよう、お待ちしております。


posted by STAFF1号 at 23:33| Vieの作品展