2017年06月30日

中野真典展「海も 空も」イベントの様子

中野真典展「海も 空も」は7月2日(日)まで開催中で、前回のブログでは会場の様子と個々の作品をご紹介しましたが、ここでは先週行われたイベントの様子をご紹介しましょう。

まず、初日の6月20日(火)から22日(木)まで、在廊中の中野さんがずっと制作していた「mn号」という大作が出来上がっていくところをご覧下さい。

初日の様子です。

mnl01.jpg アクリル絵の具やクレヨンを使い mnl02.jpg 筆や手で描いていきます

mnl03.jpg 白い画布に向かって mnl04.jpg 手で描き始めます mnl05.jpg 大きなアゲハ蝶から始まりました mnl06.jpg mnl07.jpg mnl08.jpg mnl09.jpg mnl10.jpg mnl11.jpg 初日はここまで。

2日めは上の続きです。

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沢山の生き物が生まれては死に、船に乗ってどんどん軽くなる様子を描いているそうです。

2日目の制作はここまで。
次は高山なおみさんと羽島一希(=小野明)さん お二人のお話し会「絵本てなんですか?」の様子です。

mnl29.jpg 会場準備中に中野さんはサインを。

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高山さん手作りのすももシロップです。これに炭酸水を注いだ “すももソーダ” を皆さんにお配りしました。爽やか!

mnl25.jpg 会場はこんな様子でした。
mnl23.jpg 中野さんの作品前に座るお二人 mnl24.jpg『ほんとだもん』の読み聞かせ
小野さんが本をめくり、高山さんが読みました。

その後で小野さんが興味深い話をして下さいました。アメリカの絵本関係者によると日本の絵本は「ピクチャーブック」であり、アメリカでは絵本は「チルドレンズブック」であるとか。両者には違いがあるのですね。

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お話し会の後は作者お二人によるサイン会になりました。

いよいよ公開制作の最終日です。

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最後は mちゃん からいろんな生き物が生まれた「生死と昇天の絵」になりました。タイトルは『mn号』です。

mnl31.jpg 右下にサインが入り、完成です。

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出来上がった絵をスズキコージさんがご覧になっていました。

いかがでしたか?
この大作を実際に見られるのは、7月2日(日)18時までです。どうぞお見逃しなく!!!

posted by STAFF1号 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント報告

2017年06月24日

中野真典展「海も空も」、開催中です

今週の火曜日・6月20日から始まった中野真典展「海も空も」。初日から3日間連続で公開制作していた大作『mn号』も完成し、見応えのある展示となりました。7月2日(日)の最終日までまだ日にちもありますので、ぜひ見にいらして下さい。

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本展は中野さんが絵、高山なおみさんが文章を担当した絵本『ほんとだもん』(BL出版刊・1612円)の全原画と、中野さんが制作したさまざまなタイプの作品を一同に見ていただけるようになっています。
では早速会場をざっと見て行きましょう。

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エレベーターホールから中を見たところ

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前室からギャラリー内を見たところ

mn06.jpg 前室の展示です

mn08.jpg 『mちゃんも』(120,000円)

mn07.jpg 『mちゃん』(12,000円)

mn09.jpg 入口から奥を見たところ

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山側の壁には『ほんとだもん』の原画がずらり

mn02.jpg 16見開き分+1点です

mn11.jpg 奥と、海側の壁です

mn12.jpg 海側の続きと入り口横の壁です

では、続いて個々の作品を見ていきましょう。

最初は『ほんとだもん』の原画から。

mn13.jpg 表紙と「すずちゃん」

mn14.jpg mn15.jpg mn17.jpg mn18.jpg mn19.jpg 右から左に続いています

そして絵本たちです。

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高山なおみさんとの共作『たべたあい』『どもるどだっく』『ほんとだもん』、中野さんの『もういいかい』『かかしのしきしゃ』『ほのちゃん』

では作品に移ります。原画の下にあるのは屏風型の作品です。

mn24.jpg『あゝ荒野』(税別150,000円/以下価格は全て税別。価格表示のないものは売約済みです)

奥の開口部にあるのも屏風型作品です。

mn25.jpg 『椿ねこ』

次は奥の壁です。

mn26.jpg 様々なスタイルのものがあります

mn28.jpg 『海も空も』(45,000円)mn32.jpg 『椿ねこ』(35,000円) mn30.jpg 『あめ あめ』(23,000円) mn35.jpg 『じょうずにできた』(13,000円) mn29.jpg
ツルニチニチソウ』(18,000円)

海側の壁に移ります。

mn36.jpg 公開制作作品の左側の壁

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『踊り』(28,000円)/『頼りない天使』

mn39.jpg 『さよならのあと』(43,000円)

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『夜にほほせよ』(41,000円)/『鏡』

mn42.jpg 『鹿』(150,000円)

公開制作作品の右側部分の壁です。

mn43.jpg mn47.jpg 『Aちゃん』

mn46.jpg 『麦わら帽子』(28,000円) mn49.jpg 『雨ふり』 mn50.jpg 『羽化』(23,000円) mn51.jpg 『羽化』

mn52.jpg mn53.jpg mn54.jpg
『mちゃん』(18,000円)/『いきたナマズ』(18,000円)/『白波』

mn48.jpg 『花のような一瞬」』(15,000円)

mn45.jpg 『かくれんぼ』(150,000円)

入口横の壁です。

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mn55.jpg mn56.jpg mn58.jpg
『無題』(6,000円)/『mとm』(13,000円)/『みないふりしてみてる』(18,000円)

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『ひみつ』(23,000円)/『さなぎ』(6,000円)

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『シロツメクサ』(6,000円)/『海のかたち』(18,000円)

mn62.jpg 『夏になれば』(6,000円)

mn63.jpg 『開演まえ』

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『くちぶえ』(30,000円)/『まちぼうけ』(8,000円)

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『雨の色』(38,000円)/『喝采』(18,000円)

mn68.jpg 『麦わら帽子』

このエリアには、箱を覗き込むタイプの作品もあります。

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外側に白い壁紙を貼ってあるそうです

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『キリンの時間』(9,000円)

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『とおりゃんせ』(6,000円)

覗き込んだところだけですが

nm74.jpg 『だれか みてる』(9,000円)nm73.jpg 『雨ふりのひには』(13,000円)

不思議な世界が覗けますね。

WEBでは中野さん作品の魅力はご紹介しきれません。
展示は今週末7月2日(日)18時までとなっておりますので、ぜひとも実際に足をお運びいただいて、さまざまな画材や支持体、大きさ、形状、制作方法、見せ方に至るまで、中野さんの世界を堪能しにいらして下さい。お待ちして下ります。

なお、初日から3日間行なわれた公開制作と、21日(水)に行われたイベントについては、後日改めて別の記事に致します。


posted by STAFF1号 at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Vieの作品展

2017年06月17日

飴子の作品展「石・オオカミ・腹の中」は18日(日)午後6時まで

絵話塾イラストコースを一昨年卒業した飴子さん。グループ展や小さな会場での個展を経て、満を持してVieで大がかりな作品展を行っています。
Vieのスタッフもどんな展示になるのかと楽しみにしていましたが、蓋を開けてみるギャラリーの空間全体を使ったインスタレーションになりました。

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主宰者・飴子さんのごあいさつによれば
「石」と「オオカミ」と「腹の中」。いずれも既に歴史深く、又印象的な話題の多い事物ではございますが、たまさか、少しめずらしい話を聞き及びましたので、ご報告させて頂きたく、今回開催の運びとなりました。
 深い森の、木の葉の隙間からの、小さな声に耳を傾けて頂けましたら、幸いでございます。

とのこと。さあ、それではどのような「少しめずらしい話」なのか、ざっと見て行きましょう。

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エレベーターホールから中を見たところ。

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前室の展示です。ここに先ほどのごあいさつ文が掲げられています。

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入口から中を見たところ。一体何が始まるのでしょうか?

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オレンジ色のキツネ君が「ねえ、君」と呼びかけています。

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奥にも何か見えていますね。でもまずは

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「入口」を抜けると

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オオカミのお腹の中のような真っ赤な空間で、キツネくんが「石」と「オオカミ」と「腹の中」にまつわるお話をしています。

ameko32.jpg「突然だけれども、ここらでオオカミを見ないかい?」「大きい奴だ」「僕はもちろん見たことないけど」「ところで君、オオカミと石野特別な関係について考えたことがあるかい?そう、退屈な石じゃないぜ、宝石だ!やつらは、それはそれは美しい氏を、あの立派な腹の中にしこたま持っているのさ」「ヒトの間でもよく知られていることだと思っていたけどな…」







ameko12.jpg(中略)「7匹の羊とオオカミの話にも一寸出てくるね。猟師の野郎がネコババした処が省かれているけどね…」













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赤い空間を抜けると、楽園のお話が待っています。

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「それだけじゃない…オオカミたちの間ではこんな言い伝えがある」「はじめに、最初のオオカミは、とても大きなオオカミだった。あまりに大きくつよいため、逃げ去る楽園のすそを踏み、その片すみを呑み込んだ、それは、楽園の東のはし、ガラス山をいだく、青い石の楽園。大きなオオカミ、王となった。永遠の永遠に青い石の王。オオカミたちは夢を見る、大きなオオカミ、腹の中、安らぎの青、乾きのない聖域、石の楽園、オオカミたちの極楽。」

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開かずのドアと物語の語り部、キツネ君。

ameko17.jpg 「青の楽園(オオカミの極楽)」はモーターでぐるぐる回っています。

「『境の巨人』見てはいけない巨人だ。もちろん知っているだろう? 『ガラス山』大変有名な山田が、昇には爪がいる。住むにはさらに用心が必要だ。 『星の中海』ハンカチーフのような魚が水上をひらひらお呼び、身震いしては星を降らせる。どこへ繋がるか分からない深い…中海だ。 『石板の谷』あたたかい、大きな大きな日が燃えている。日ごと、結構な何かが開かれているらしいが、帰って来たうあつがいないので、誰も知らない。うっとりするね。」


ameko29.jpg 矢印の順路に沿って回ります。

ameko19.jpg 海側の壁です

ameko20.jpg 奥から入口側を見たところ

ameko30.jpg 右側はこんな壁です。

海側の展示はこんな感じ。

ameko23.jpg 「何?おまえ、詳しすぎるって?そりゃあ、おれは…」

ameko24.jpg 「オオカミだからなっ!」
↑ クリックしてみて下さい

ameko26.jpg「まあ、落ち着いてくれたまえ。」
「君を驚かせるために、キツネなんぞに化けた訳ではない。君と話をしたかったのだ。」

キツネ君はオオカミが化けた姿だったのですね。
最後の壁にもお話しがあります。

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ameko33.jpg 「そう、俺は伝説の大きなオオカミを探している。大きくて、腹の中に、オオカミの極楽を持つオオカミ…」「俺には約束があるのだ。」「しかし、行方は失われて久しい、君らの××××のようにね。え、××××を聞いたことがない?今度古老にでもご教授願いたまえ。」








ameko34.jpg 「俺はあちこち探しまわるうち、一つの推論に辿り着いた。」「…目撃者がきっとヒトのなかに居る…」












ameko35.jpg 「簡単な話だ。食われそうになっても宝欲しさにオオカミの腹の中を覗こうなんて…いや、君たちの好奇心を買っているのだと、俺は。」







ameko36.jpg「ヒトは、俺たちの腹の中の宝の話を信じて(君は、幸い、ご存じなかったようだが)ヒマさえあれば、俺たちの腹の中をのぞき込んできた…」
「あの赤い頭巾の、若い娘だって…(微笑)」










ameko37.jpg 「だから、きっと、だれか、あの伝説のオオカミに出くわしたヒトが…どこかに…」
















ameko38.jpg 「ねえ君、もし大きなオオカミの話を聞いたなら、ぜひ知らせてほしい。え、どうやって?そうだな、」「心を込めて、遠吠えを1つ─」














ameko28.jpg 出口を抜けると

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大きなオオカミが天を駆けているのでした。

いかがでしたか?

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テーブルには前回の個展「ちょういちご」のミニ絵本と、作品集も置いてあります。ここでもっと飴子さんの世界を覗いて下さいね。

飴子さんの作品は、まず手描きの下絵をパソコンに取り込んで着色し、一旦プリントアウトしてから色鉛筆などで陰影を付けたりして仕上げ、それをカラーコピーで拡大したものをパネルに貼り、それをカットして組み立てるのだそうです。
スゴイ手間暇がかかっており、しかも展示が終われば解体される運命の作品たち…実際ご覧になれた方はラッキーですね!
posted by STAFF1号 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Vieの作品展